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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2009年05月30日

地図が読めません!

僕じゃないですよ。

ベトナム人がね。


町なかで道に迷い、地図を広げて片言のベトナム語で「~はどっち?」と聞く。

聞かれたベトナム人はじーっと地図と睨めっこ。

周りの人も集まってきて、あれやこれやと議論を始めるが、結局答えが出ない。

また、タクシーに乗って地図を広げて、「ここへ行ってくれ」と言う。

ドライバーは地図上の位置よりも、その通り名を気にしている。


「一体何なんだ???」



答えは、そう。

「ベトナム人は地図が読めない」のだ。



ベトナムでは「地図が読める=スパイ」と言われていた時期もあり、

タクシードライバーなど交通機関を生業としている人でも

地図が読めないという人は未だに多いらしい。

「地図なんて難しくないだろう」という意見もありそうだが、

上が北、川・湖の色はブルー、鉄道は破線、大通りは太い道、各種マーク、地図記号など、

人は無意識のうちに、頭の中にインプットされている規則に沿って地図を読んでいる。

しかし、地図という物が生活の中に存在しなかった人たちにとっては、ただの絵でしかない。


それでは一体、ベトナム人はどのように自分達の住んでいる町を把握しているのか?

答えは「通り名」だ。

ベトナムは日本とは違い、住所は地区名ではなくほとんどが通り名で表される。

レストランの住所であれば、138 Nam Ky Khoi Nghia(=通り名)といった具合だ。
(ちなみにこのレストラン、個人的にかなりお勧めなので、ホーチミンに来た際にはぜひ!!)

タクシーのドライバーの中には、大通りはもちろん、驚くほど小さな道まで把握しているものもいる。

したがって、タクシーやバイクタクシーを利用する場合は、下手に地図で説明するよりも、

住所を書いた紙を見せたほうが話が早く、確実だ。


ということなので、ベトナムへの旅行を考えている皆さん、気をつけてくださいねー



この話を聞いて、文化とかルールとか、自分がこれまで身を置いてきた生活環境では

 「当たり前」

とされていたことって通用しないんだ、と改めて思った。


「郷に入りては郷に従え」という諺があるけど、まさにその通り。

異国の地、異文化の地では、自分達のなかで無意識に理解されていたこと、共有されていたこと、

それは、「当たり前」ではなくなるのだ。

地図が読めて当たり前!というのも結局、固定観念にすぎない。


文化って難しいねー・・・

でも、おもしろい!!


もっともっとベトナム色に染まってきます!

肌はいい感じに焦げてきました。




これも文化!?ゴミはペンギンの口の中へ。


と、そのライバル「ちょい悪ペンギン」



あなたはどっちのゴミ箱に捨てますか?
  


Posted by masaki at 22:59Comments(2)ベトナム文化