2009年10月16日

30万人



と、聞いて何を思い浮かべるでしょうか?










30万人


前回の記事から悶々とした日々を過ごしております。

世界に「30万人」いると言われる少年兵。

実際の数はもっと多いのでしょう。

今日もある子が入隊し、ある子が命を落としているのです。



俺が今教えている少年サッカーの子供たちと同じ年代の子が、

ペンではなく、銃をもって戦場の第一線に立っている。

そう思うだけで、胸が締め付けられるような深い悲しみに駆られます。




まずは、知ることから始めなければならない。

世界の問題を考えるようになって、「知る」ことがいかに大切であるか、

そして「無知」であることがいかに愚かであるかを知った。

当然、知らなくても生きていけるし、目を背けていても自分の身には何の災いも起きない。

日常が悠々と流れていくだけ。

特に日本のような平和な国に生きていれば、なおさら。





でも、



それでいいのか?


このまま無関心でいていいのか?





俺にはできない。




「世界のために」


その言葉がとてつもなくでかいもんだと思ってた。

自分に出来ることなんてないんじゃないかと思ってた。

でも、今、「世界のために」何かできることはないかと真剣に悩んでいる自分がいる。



まずは、知ること。

少年兵とは?

少年兵(Wikipedia)




そして、「世界のために」なることって何も世界に出ることだけではない。

日本にいても、今の自分にも、できることがある。


時間や場所は関係ない。


自分が今、こうして世界の現実について情報を発信することも(微力だけど)

たとえば教員になって、世界の将来を担う子供たちに正しく伝えることも

コンビニに置いてある募金箱に“たかが”10円玉を入れることも



その人がつながりたいと思えば、つながるんじゃないかと思う。


世界に。






世界を近づけるんじゃない。

自分が 世界に近づこう。




最近見つけたいい言葉。



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Posted by masaki at 21:08│Comments(10)Global
この記事へのコメント
初めまして なーみと申します!!  masakiさんのお話に感動しました。

自分が世界に近ずく為に 時間や場所は関係なく 自分のとった行動が全ての出来事に繋がって行くのだと信じている 私です                  
 微力ですが 私も一緒に頑張らせてください(*^_^*)
Posted by なーみ at 2009年10月16日 22:39
>なーみさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
嬉しいお言葉も添えていただき感謝です!!

一人ひとりの行動や想いが世界を変えていくと信じたいですね。
いや、信じましょう!!
僕たちの力なんて本当に微々たるものですが、
それでも信じて行動したいですね。
Posted by masakimasaki at 2009年10月16日 23:11
『義を見てせざるは勇無きなり』

義を見ても何もしない場合がほとんどだよね……
まず自分の生活を安定させなきゃいけないからね。
今は簡単に義を見る事ができるようになったから、それを実行できないジレンマが多くなってるんだと思う。

そういや貧困っていう問題に貢献する方法として、フェアトレード製品を買うってのがあったね。

俺はコーヒーが好きだからよく店で豆を買うんだけど、チェーン店には大体フェアトレードの商品がある。
それを買えば生産農家が儲かる仕組みになってるから貧困には貢献できるね。

そういや蹴球部にもフェアトレードマークのついたボールが使われた時期が短いけどあったな。
質の関係で主に下のチームと2グラ用にしか使われなかったけど(笑)
Posted by ナユ at 2009年10月17日 03:34
>ナユ

フェアトレードはここ最近さらに注目されてるよね。
興味深い本もたくさん出てるからぜひ読んでみて。

どうしても量産されている商品とかは生産過程とかが目に見えないよね。
しかもそういうのって大体、貧国の低賃金労働の下に成り立ってるし。
まずは大好きなコーヒー豆でフェアトレードを。

たしかに一時期使ってたな。
当時はそんな関心なかったけど。
蹴りにくいなーってくらい(笑)
Posted by masakimasaki at 2009年10月17日 23:13
そもそも地球に存在する人間って何???
地球上で生存する生物の中で、最強は人間???
食物連鎖の中で一番頂点に立っているのは人間???

そこで、人間が存在する意義って何???

その辺の切り口から戦争や平和や環境問題を考えていくと
面白いかも・・・・
Posted by つくばの父より at 2009年10月19日 08:58
途方に暮れる暗黒の現実・・・・。



目をそらさない自分でいたいと思います。

ふたをしたら、考えなくてすむけど、それは悲しいですよね。

今、この時間に起きてる事実ですもんね。

松野さんの言うように「一人の想いが世界を変えていく」と、「つながる」んじゃないかと信じていきたいです。

何か、小林武史さんや、ミスチルの桜井さんにいつも賛同していますが、
松野さんのような身近な人の発信て重要。
Posted by R at 2009年10月19日 13:46
>つくばの父

根源的な問いですよね。
僕は、これだけの能力を備えた「人間」という生物は
世の万物を治めるべき立場にあると思っています。
動物や植物よりも特異な能力をもって創造されたわけですから。
ただ、それは弱者や強者といった上下を決める関係ではなく、
対等な“コントローラー”としての役割を担うべきだと思います。

しかし現状は、相次ぐ自然破壊、環境を無視した自己中心的な発展・・・
そして今、台風や洪水など自然の猛威によって逆に人間の生が脅かされつつある
というのが実際でしょうね。
Posted by masakimasaki at 2009年10月20日 17:20
>Rさん

目をそらす/そらさない以前に、その暗黒の現実に問題意識を持てないでいる
という人が多数いるのも現状ではないでしょうか。

だからこそ、小林さんや桜井さんのように、
世界的に発信していける著名人の存在は素晴らしいと思います。

僕らには到底それだけの力も知名度もありませんからね。

それでも、Rさんがおっしゃってくれているように、僕のようなちっぽけな力でも
貢献する可能性があるのであれば、それを信じて行動していきたいですね。

いつもありがとうございます!!
Posted by masakimasaki at 2009年10月20日 17:29
俺も前回留学した時に取った授業でchild soldier(アフリカ)の話について学んで、少し勉強したけど、同じ地球に住んでいるとは思えないくらいの衝撃だった。できたら"A long way gone"っていう本読んでみて!
Posted by daichi at 2009年10月23日 14:19
>daichi

ホント、ああいう話って「衝撃」だよね!
世界では住んでる場所が違うだけでこうも違うのか!!って。
俺もできれば授業とか受けたいなーその本も機会があれば読んでみるわ。
Posted by masakimasaki at 2009年10月24日 22:25
 
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