2009年04月10日

ベトナム戦争

戦争証跡博物館に行ってきました。

衝撃でした。

戦争とは、何でしょう。

枯葉剤攻撃でも知られるアメリカの無差別大量虐殺。

ベトナム戦争

もはや一般人に危害を加えないという戦争のルールさえ無視される始末。

戦争も末期を迎え、世界各国から非難を浴び、それでも自らの正当性を主張するかのように半ば強引に強行された最終手段でした。

結局、ベトナム戦争では300万人のベトナム人が殺されました。(うち200万人は文民)

200万人が負傷、30万人が行方不明。

ベトナム戦争


戦争の意味って何だろう。

平和のため?

そんなキレイごとではありません。

同じベトナム人同士が殺しあう・・・

ベトナム戦争

そんなの平和のためであるはずがありません。


戦争によって何が残るのか。

悲しみ、憎しみ、怒り、恨み、、、

近年、急激な発展を遂げるベトナム経済。

その足元には、今なお戦争の傷跡が深く刻まれています。

こうした遺恨がこの国に生きる人々の生命の源になっていることは間違いありません。

かつての日本もそうでした。


その国を形作るものには、産業、文化、都市開発など現在的なものと

戦争のようにその国が何を経験したのかという歴史(過去)があると思います。

この国を知るのに、僕はあまりにも歴史を知らなさ過ぎます。

勉強します。

明日は、ベトナム戦跡がリアルに残されるクチ・トンネルに行ってきます。


今日は、自分の中にとめどなく入ってくるものが多すぎて未だに頭が整理しきれていません。

記事に載せた写真はどれもグロテスクですが、あえて載せました。

これが現実です。目を背けてはならないのです。

戦争を知らない僕たちだからこそ、もっと平和について考えなければなりません。

ありふれた言葉ですが、戦争は絶対に繰り返してはなりません。

そう強く感じました。


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この記事へのコメント
私の生まれ育った沖縄でも、かつて地上戦がありました。

私の祖父母世代は、みなその戦争経験者です。




沖縄の子たちはみな、小学校の頃から平和教育を受けます。

防空壕へ行ったり、ビデオを見たり、6月23日の「慰霊の日」は休日となり、みな12時南の方角へ向かって黙とうをささげます。


ひめゆり平和祈念資料館や平和の礎には何度も行きました。

そこに展示されているのは、生々しい写真や遺品。

遺影の下には、どんなふうに亡くなったのかという、目をそむけたくなるような説明書き。

保存された防空壕。

手榴弾による集団自決。

そして献花台に手向けられた花。



この重い歴史を受け止めるだけで精いっぱいになってしまう。


今は明るく笑っているおじーやおばーたちは、

このような時代を生き抜いてきたのかと。




そして、沖縄にはフェンスを隔てて「アメリカ」がある。


たまに見つかる不発弾。

鳴り響く飛行機の轟音。

夜になるとつくオレンジの街灯は、

米軍基地のものです。


昔から当たり前のようにその中で生活してきました。



沖縄の戦後処理は、まだ終わっていないのです。


観光地として知られている沖縄には、

そのような過去があったことも心にとめていてほしい。



戦争を肯定してはいけない。

戦争の正当性などどこにもない。

戦争は何も残さず、ただ奪い去っていくだけ。

「戦争は絶対に繰り返してはならない」

ありきたりな言葉ですが、大事な言葉だからこそ「ありきたり」なのだと思います。
Posted by ねーさん at 2009年04月11日 22:07
昨日、戦跡が色濃く残るクチ・トンネルに行ってきました。

その道中で漆塗り工場に寄ったのですが、

そこの作業員の多くは枯葉剤によって体が

奇形として生まれてきた方たちでした。

漆塗りのような工場での作業であれば人目につくこともなく

手先の作業なので彼らでもできるのでしょう。

そんなところにも戦争の傷跡が残っているのですね。


いま一度、「ありきたり」な言葉を見直さなければなりません。

おじーやおばーは沖縄が経験した暗い過去を知っているからこそ、

今どんなにつらい事があっても明るく笑うことができるのでしょうね。

”なんくるないさー”

素敵な言葉です。
Posted by masaki at 2009年04月12日 01:20
ベトナム戦争の時の有名な写真ですね。
韓国人の残虐な行為の犠牲者がものすごく出ましたね。
いまでも、レイプされた混血児がおおぜいおり、アメリカは責任をとりましたが
韓国人は虐殺しただけで責任も取りません。
おそろしい民族です。
Posted by アメリカ人 at 2013年03月21日 22:21
 
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