2009年09月22日
アンフェア
今日のYahoo!ニュースにこんな記事が載っていました。
みなさんはどのように考えますか?
読売新聞社が英BBC放送と共同実施した20か国対象の世論調査で、自国で経済的な豊かさが公平に行き渡っているかどうかを聞いたところ、日本では「公平だ」と思う人は16%にとどまり、「公平ではない」が72%に達した。

「公平ではない」はフランスの84%が最高で、日本はロシア、トルコ各77%、ドイツ76%、フィリピン74%に続いて高く、国民が「格差」を強く感じていることを浮き彫りにした。
「公平ではない」という答えは日本を含む17か国で多数を占めた。米国は「公平だ41%―公平ではない55%」、英国は「公平だ39%―公平ではない57%」、中国は「公平だ44%―公平ではない49%」となった。「公平だ」と思う人が最も多かったのはオーストラリアで64%に上った。カナダは過半数の58%で、インドは「公平だ」44%、「公平ではない」27%だった。
政府が景気対策のため財政支出を大幅に増やすことへの賛否を聞くと、日本では賛成47%、反対36%だった。15か国で賛成が反対を上回り、政府が果たす役割への期待は高かった。
調査は6月から8月にかけて、面接または電話で実施し、読売新聞社は日本国内分を担当した。
(※Yahoo!ニュースより転載)
「公平」ってなんでしょう?
「格差」ってなんでしょう?
「幸せ」ってなんでしょう?
とてつもなく大きな問いなので未熟な若造が意見を述べるのも気が引けるのですが、一応私見を。
この調査が具体的にどんな人々を対象にしているかはわかりませんが、
(階級や階層によって、その捉え方は大きく異なると思います。)
日本人の「公平or不公平」の水準ってものすごく高いところにあると思います。
少なくとも僕の見てきたベトナムとかカンボジアなど発展途上と言われる国々と比較すれば。
こうした国々では、そもそも何が「公平」なのか、それ自体を判断する基準を“知らない”という
問題が往々にしてあると思います。
近年、この調査にもあるように日本でも「格差社会」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。
しかし、真の「格差」ってなんでしょう。
あくまで人に聞いたり、僕が感じたことなので、すべてではありませんが、
日本ほど経済的に格差の小さい国はないのではないでしょうか。
今生活している東南アジア諸国や“お隣”韓国、アメリカ、アフリカなど、
世界では日本と比べられないほど格差が大きいといいます。
具体的に言うと、日本では格差といえど社会全体で見れば中間層が大多数を占め、
他方、先述の国々では中間層が非常に少なく、富裕層か貧困層か、その両極端だと。
こちらの生活の中でも感じることがあるのですが、経済システムとしても、
外資や、外国人などがその国に落としていく大きなお金は、大概、富裕層の懐に入っていきます。
その恩恵を受けることは、貧困層では、道路をはじめとするインフラなど、その結果でしかない。
よって、どんなに経済が成長してもその格差は両端に広がっていく一方なのです。
日本にも億万長者とか富裕層とか、それに値する人はいると思うんですが、
比較される人々も多くはある程度の生活水準が保たれていると思うんです。
だから、日本人が「公平だ、不公平だ」というときの水準ってすごく高いんじゃないかと思います。
そもそも、階級とか階層とかって意識したことありますか?
恥ずかしながら、僕は大学の研究でその話が出るまで意識したことはありませんでした。
人間の“欲求”の話で、
あるものを買ってあげたら、今度はもっといいものを、
それが手に入ったら今度はもっともっといいものを、、
とより高次のものを手に入れたがるのが欲求の性質だと勉強したような気がするのですが、
物質的に多くを満たされた日本という国において、
そこに生きる人々が次に求めるものって「当たり前」のものじゃ満たされないんじゃないでしょうか。
その「当たり前」・・・
発展途上国といわれる国々で、それは当たり前でしょうか?
日常的に享受されているものでしょうか?
この辺の問題、すごく難しいですねー
頭が痛くなりますねー
そもそも“資本主義”っていう、現在世界経済の大筋となっている考え方は
格差を生み出すことを前提として作られた経済システムですから、
すべての国の人々を平等に豊かにしようとすることは不可能だし、
そんなことしたら世界経済が崩壊しちゃいます。
でも、世界の貧困の現実を目の当たりにすると、このままでいいのかな?
何かできることはないのかな?って思っちゃいます。
もちろん、それぞれの生活にはそれぞれの「幸せ」があって、
経済的に優れた国の人が貧しい人々を・・・と考えること自体、
経済的強者の発想なのかもしれません。
僕が見てきた中にも、
一見「貧しいな(※経済的に)」と思われる人も生活は笑顔に満たされて実に幸せそうで、
経済的に豊かな日本で暮らす人々よりも幸せなんじゃないかと思ったり、
「幸せ」って何なんだ?って思ってみたり、
貧国に暮らす人々の力強い生き方が私たちに教えてくれることって本当に大きいと思います。
しかし、いまだに戦争を繰り返す国や地域があったり、
日々不発弾や地雷など戦争の「負の遺産」の恐怖と隣り合わせに生活している人々がいたり、
こうした現実を見ると、何とかしたい!何とかしなければ!って思います。
ある子どもが言いました。
「戦争はもう終わったけど・・・」
終わってません。
戦争は今なお世界各地で起きています。
「負の遺産」と日々戦っている人がいます。
戦争によって与えられた精神的ダメージと戦っている人がいます。
悲しみ・苦しみ・憎しみと戦い続けている人がいます。
戦争は過去の話ではありません。
戦争という直接的な形にせよ、間接的にせよ、現在進行中なのです。
あー出た。
まっつ(←最近いただいたあだ名です。)の悪い癖です。
話が止めどなく広がっていきます。
すみません、長々と。。
要は何を言いたいかと言うと、
①「幸せ」はその人の心が決める。(mixiのコミュニティにこんなんあったような?)
②しかし、厳然たる世界の現実を前にして私たちができることは何なのか。
③そして、その第一歩となるのは、まず「知る」こと、「認める」こと。
このブログを通して、日本に暮らす人たちが世界を「知る」手助けができれば、と思うわけです。
今はまだ、そんなデカい事はできませんが、身近な人から発信していこうと思うわけです。
微力でもいいんです。
まだ自分の器が追いついていないので。
とまぁ、篠原涼子のように「アンフェア」に立ち向かっていくことを決心した、
まっつ(←けっこう気に入ってます。笑)でした。
では。
最後まで根気強く読んでくれた方、
ありがとうございました。
みなさんはどのように考えますか?
読売新聞社が英BBC放送と共同実施した20か国対象の世論調査で、自国で経済的な豊かさが公平に行き渡っているかどうかを聞いたところ、日本では「公平だ」と思う人は16%にとどまり、「公平ではない」が72%に達した。

「公平ではない」はフランスの84%が最高で、日本はロシア、トルコ各77%、ドイツ76%、フィリピン74%に続いて高く、国民が「格差」を強く感じていることを浮き彫りにした。
「公平ではない」という答えは日本を含む17か国で多数を占めた。米国は「公平だ41%―公平ではない55%」、英国は「公平だ39%―公平ではない57%」、中国は「公平だ44%―公平ではない49%」となった。「公平だ」と思う人が最も多かったのはオーストラリアで64%に上った。カナダは過半数の58%で、インドは「公平だ」44%、「公平ではない」27%だった。
政府が景気対策のため財政支出を大幅に増やすことへの賛否を聞くと、日本では賛成47%、反対36%だった。15か国で賛成が反対を上回り、政府が果たす役割への期待は高かった。
調査は6月から8月にかけて、面接または電話で実施し、読売新聞社は日本国内分を担当した。
(※Yahoo!ニュースより転載)
「公平」ってなんでしょう?
「格差」ってなんでしょう?
「幸せ」ってなんでしょう?
とてつもなく大きな問いなので未熟な若造が意見を述べるのも気が引けるのですが、一応私見を。
この調査が具体的にどんな人々を対象にしているかはわかりませんが、
(階級や階層によって、その捉え方は大きく異なると思います。)
日本人の「公平or不公平」の水準ってものすごく高いところにあると思います。
少なくとも僕の見てきたベトナムとかカンボジアなど発展途上と言われる国々と比較すれば。
こうした国々では、そもそも何が「公平」なのか、それ自体を判断する基準を“知らない”という
問題が往々にしてあると思います。
近年、この調査にもあるように日本でも「格差社会」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。
しかし、真の「格差」ってなんでしょう。
あくまで人に聞いたり、僕が感じたことなので、すべてではありませんが、
日本ほど経済的に格差の小さい国はないのではないでしょうか。
今生活している東南アジア諸国や“お隣”韓国、アメリカ、アフリカなど、
世界では日本と比べられないほど格差が大きいといいます。
具体的に言うと、日本では格差といえど社会全体で見れば中間層が大多数を占め、
他方、先述の国々では中間層が非常に少なく、富裕層か貧困層か、その両極端だと。
こちらの生活の中でも感じることがあるのですが、経済システムとしても、
外資や、外国人などがその国に落としていく大きなお金は、大概、富裕層の懐に入っていきます。
その恩恵を受けることは、貧困層では、道路をはじめとするインフラなど、その結果でしかない。
よって、どんなに経済が成長してもその格差は両端に広がっていく一方なのです。
日本にも億万長者とか富裕層とか、それに値する人はいると思うんですが、
比較される人々も多くはある程度の生活水準が保たれていると思うんです。
だから、日本人が「公平だ、不公平だ」というときの水準ってすごく高いんじゃないかと思います。
そもそも、階級とか階層とかって意識したことありますか?
恥ずかしながら、僕は大学の研究でその話が出るまで意識したことはありませんでした。
人間の“欲求”の話で、
あるものを買ってあげたら、今度はもっといいものを、
それが手に入ったら今度はもっともっといいものを、、
とより高次のものを手に入れたがるのが欲求の性質だと勉強したような気がするのですが、
物質的に多くを満たされた日本という国において、
そこに生きる人々が次に求めるものって「当たり前」のものじゃ満たされないんじゃないでしょうか。
その「当たり前」・・・
発展途上国といわれる国々で、それは当たり前でしょうか?
日常的に享受されているものでしょうか?
この辺の問題、すごく難しいですねー
頭が痛くなりますねー
そもそも“資本主義”っていう、現在世界経済の大筋となっている考え方は
格差を生み出すことを前提として作られた経済システムですから、
すべての国の人々を平等に豊かにしようとすることは不可能だし、
そんなことしたら世界経済が崩壊しちゃいます。
でも、世界の貧困の現実を目の当たりにすると、このままでいいのかな?
何かできることはないのかな?って思っちゃいます。
もちろん、それぞれの生活にはそれぞれの「幸せ」があって、
経済的に優れた国の人が貧しい人々を・・・と考えること自体、
経済的強者の発想なのかもしれません。
僕が見てきた中にも、
一見「貧しいな(※経済的に)」と思われる人も生活は笑顔に満たされて実に幸せそうで、
経済的に豊かな日本で暮らす人々よりも幸せなんじゃないかと思ったり、
「幸せ」って何なんだ?って思ってみたり、
貧国に暮らす人々の力強い生き方が私たちに教えてくれることって本当に大きいと思います。
しかし、いまだに戦争を繰り返す国や地域があったり、
日々不発弾や地雷など戦争の「負の遺産」の恐怖と隣り合わせに生活している人々がいたり、
こうした現実を見ると、何とかしたい!何とかしなければ!って思います。
ある子どもが言いました。
「戦争はもう終わったけど・・・」
終わってません。
戦争は今なお世界各地で起きています。
「負の遺産」と日々戦っている人がいます。
戦争によって与えられた精神的ダメージと戦っている人がいます。
悲しみ・苦しみ・憎しみと戦い続けている人がいます。
戦争は過去の話ではありません。
戦争という直接的な形にせよ、間接的にせよ、現在進行中なのです。
あー出た。
まっつ(←最近いただいたあだ名です。)の悪い癖です。
話が止めどなく広がっていきます。
すみません、長々と。。
要は何を言いたいかと言うと、
①「幸せ」はその人の心が決める。(mixiのコミュニティにこんなんあったような?)
②しかし、厳然たる世界の現実を前にして私たちができることは何なのか。
③そして、その第一歩となるのは、まず「知る」こと、「認める」こと。
このブログを通して、日本に暮らす人たちが世界を「知る」手助けができれば、と思うわけです。
今はまだ、そんなデカい事はできませんが、身近な人から発信していこうと思うわけです。
微力でもいいんです。
まだ自分の器が追いついていないので。
とまぁ、篠原涼子のように「アンフェア」に立ち向かっていくことを決心した、
まっつ(←けっこう気に入ってます。笑)でした。
では。
最後まで根気強く読んでくれた方、
ありがとうございました。