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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2010年01月20日

無法地帯

ホーチミンは、乾季にしては珍しい雨天が続いている。

昨日、今日とだらだらと雨が降り続き、日本の梅雨みたい。

原因となっている低気圧はもうしばらく停滞するらしい。

早くスッキリとした晴天が戻ってきてはくれないものか。。



そんな久しぶりの雨に“あの場所”を思い浮かべてみる・・・

家屋を失った彼らに雨をしのぐ場所はあるのだろうか。





自然災害という誰にでも起こりえるはずの出来事で、

実際に犠牲になっている人の96%は、

発展途上国の人々だ。





その象徴的な例が、今回のハイチ大地震





ここハイチは、西半球で最も貧しい国と言われている。

国民の80%は劣悪な貧困状態に置かれているそうだ。

そんな最貧国に襲った今回の大惨事。

死者数は10万人、最悪20万人にものぼると言われる。

同国の人口は約1000万人。

要するに、100人に2人、単純に「50人に1人」が亡くなるという計算。


これって驚くべき数字ではないですか!?




ハイチに対して、各国支援に動き出しているが、

肝心の支援物資が一部にしか行き届いていない。

被災者たちはそんな現況に不満を募らせている。


そして、無法と化した被災地で次に起こるは、「生き残り闘争」。


首都ポルトープランスにある世界食糧計画(WFP)の食糧備蓄庫が略奪にあったらしい。

損壊した建物には、人々がたかり、

見つけたものをめぐって、怒号が飛び交い、激しい奪い合いが始まる。




倒壊した刑務所から収容者が脱獄する騒ぎも起きている。

国際赤十字の広報官は、囚人約4000人が逃げ出したと語った。


こうした震災後の混乱に伴う「無法状態」が危惧(きぐ)されている。 


そんな自国を見切り、国外へ脱出を試みる被災者も増えている。




自分には何ができるのか。

北中米カリブ海に浮かぶ小国は、自分とは無関係なのか。

大きく貢献できるだけの資金もない。(もちろん募金など小さな積み重ねが大事)

ましてや、現地に行って支援することなどできない。


もどかしい。。





だから、書く。


自分には、少しでも見てくれる人がいるこのブログで伝えることしかできない。

自分も含め、人は何かがあったときにしか、現実に目を向けない。

自分勝手な生き物だから。

でも、何かがあったときにさえ目を向けなかったら、どうなる?

そんな自己中心的な考えが今の世の中を作ってしまったのかもしれない。



小さな歩みが大きな一歩になることを信じる。



ちょっとでも考えてみよう、

世界のこと。  


Posted by masaki at 21:01Comments(6)Global