2009年11月11日
不覚にも
フットサル女子代表の皆さん、お疲れ様でしたー
男子代表につづき、大盛況のもと終えることができました。
子どもも笑顔、選手も笑顔、見ている大人も笑顔、、、
みーんな笑顔の楽しいイベントになりました。
今回は、女子代表が来てくれるということもあり、
普段スクールに参加していない女の子も特別参加OKとしたところ、
複数の女の子が参加してくれました!
日本代表の輝くお姉さん達と一緒にボールが蹴れたことは、
彼女たちの一生の思い出になったと思います。
女子代表の皆さんが、決勝戦の翌朝にも関わらず足を運んでくださったのも、
多くの女の子に自分たちと同じようにフットサルやサッカーを楽しんでもらいたい
という想いがあったからではないでしょうか。
「とーっても楽しかったよ。またボール蹴りたいな」
という女の子の感想も聞かれました。
嬉しいですね。
皆さんの温かい想いはきちんと子ども達に届いていますよ!
本当にありがとうございました!!
さて、翌日曜日は、サッカースクールの子ども達が
選手として出場するフットサルの大会でした。
ホーチミンに来て初めての大会でした。
日本国内と異なり、海外では子ども達が出場できる公式戦の場は非常に少ないです。
ほぼ皆無といっていいです。
それだけにコーチとして、子ども達に「何か」を伝えられる大会にしたいなと思っていました。
出場チームはフランス、アメリカ、台湾、韓国、日本、ベトナム、、、
と、実に国際色豊かな大会でした。
インターナショナルスクールや、日本人学校、ベトナム現地校など、
その校種も多様でした。
ちなみに初戦の相手、フランスインターナショナルは平均身長170cm、最高180cm
という反則すれすれのデカさ。
中学生でこれだけ大きいのは、さすが欧米。
対する当スクールは平均150cm、最小135cmのミニミニ軍団。
中学生のスクール生は一人しか参加しなかったため、
U‐14という大会規定に対し、ほぼ全員小学生という
チャレンジャー精神の塊のようなチーム。
フットサルは身長や年齢の大小でやるスポーツではない。
スズメバチを倒すミツバチのようになってやろうと鼓舞しました。
チーム・ミツバチ の結成です。
結果は7チーム中4位というど真ん中な感じでしたが、
それ以上に得るものがありました。
不覚にも、松野、泣きました。
この日、伝えたかったことは
「本気になる」
「チームで戦う」
「自分達のプレーを貫くこと」
でした。
初戦からビビリまくる彼ら。
普段からおとなしい彼ら。
声を出せない彼ら。
もちろん各々の性格や技術レベルの差異もあるし、
全ての子に要求を強いるわけではありませんが、
自分が「できることにチャレンジしない」ことにはとことん厳しく言いました。
その一歩を怖がるな、
目の前の相手から逃げるな、
ねらいを持ってプレーしよう、
声を出せ、
頑張ってる仲間を応援してやろう、
ベンチからでも応援してやろう
そうして、厳しく言い続けた結果、
魂でぶつかり続けた結果、
熱い思いを伝え続けた結果、
準決勝で泣いてしまったのは誰かと言うと、、、
“泣き虫”まっつでした。
いやいや、泣き虫なんかじゃありません。
少年サッカーのお別れ会とか
教育実習のお別れの挨拶とか、
泣いている教え子を前にして
「お前ら、泣くなよ」とか言いながら
自分が泣いたりしてませんよ。笑
まぁそれは置いといて、
子ども達に伝えることって難しい。
技術ならまだしも、心とか精神の課題に向き合うのってとても難しい。
でも、少年期におけるスポーツ指導者が教えるべきは、
しっかりとした技術指導もさることながら、
そうした人間的な「何か」だと思っています。
そう、「教育」なんです。
いや、「共育」なんです。
本気でぶつかったとき、子ども達は応えてくれる。
最後の試合(=3位決定戦)、我がチームはその日一番輝いているチームになりました。
自分で言うのもなんですが、どのチームよりいいチームだったと思います。
結果は負けてしまいましたが、本当に抱きしめたくなりました。
わずかでも、彼らの心に「何か」を響かせることはできたかな。
一人ひとりがチャレンジして、
ベンチからもみんなで応援して、
点入ったらみんなで喜んで、
ミスしたら「ドンマイ」って言ってあげて、
選手もコーチもみんな一つになって
心から楽しんでいて、
そんな試合を見ていて、
今度は嬉し涙が出そうになりました。
・・・やはり“泣き虫”かもしれません。笑
~チーム・ミツバチのみんなへ~
嬉しいときには、喜び、笑え。
悔しいときには、本気で悔しがり、泣け。
変に大人にならなくていい。
人は人らしく、自分の感情に素直になればいい。
思いっきり笑って、思いっきり泣けばいい。
「本気になる」ってそういうことじゃないかな。
・・・誰よりも成長したのは、コーチだったのかもしれません。
これからも“本気”でぶつかっていきます!!