2009年09月27日

これぞ、ベットナーム

こんばんは。

ここホーチミンも心なしか涼しくなってきたような気がします。

いや、心なしか。

気がするだけだと思います。

気温は30℃いってます。

うん、夏だ。


昨日は久しぶりに「ベトナム人」を肌で感じました。

ちょっとイラッとしちゃった日記です。



昨日のサッカースクール。

時刻はPM2:00。

送迎用のバスを待ちます。

来ません。

まぁよくあることなんです。

この辺はもう気にしません。

とりあえずバス会社に電話掛けます。


「ドライバーに確認するからちょっと待ってて。」


「はい。」


まぁね、5分とか10分とかならね。



10分経ちます。

バス来ません。

そんな気配微塵もありません。

通りすがりのセダンに「今日はこれか?」なんて言ってみます。

しかし、内心焦り始めます。

(子どものピックアップに一時間はかかるー!)

再び電話します。


“I don't care.”


「気にしない(?)」


意味がわかりません。


応答する間もなく電話切られます。

その後、掛けなおすも不通。



・・・・



PM2:25


ついに!

悠々と、そして堂々と登場。

もはやあっぱれ。

貫禄あります。


半ギレで乗り込む俺らを横目に


「知ってるベトナム語しゃべってみろよ」


は?

第一声それ?

謝罪は?

てかいきなりその会話?(苦笑)


初めて見るドライバー。

こういった質問に対して僕たち、普段なら喜んで答えます。

普段ならね。

おぼつかないベトナム語ですが、そんなコミュニケーションが楽しかったり。

普段ならね。



なぜ今日の遅刻野郎に限ってこんな気さくなおっちゃんなんだー!!


でも、優しいまっつは答えてやりましたよ。

知ってる単語、総動員して。

ちょっとだけ皮肉をこめて。



「なんで今日遅れたの?」



そしたら、おっさん


「渋滞してたんだよ。バイクがいっぱいでね。」



・・・・


うそだー

そんな混んでないよ?

いつもとあんま道変わんないよ?

てか自分の横見てよ!

あんた、まだ買って間もないであろう、氷がいっぱい入ったカップ横にあるよ?

絶対どっかのカフェでのんびりしてただろーがー。

よくそんな平然と答えられるね。

悪ぶれるそぶりもなしに。



それからも半ギレ状態の俺らに上から目線でベトナム語を要求する彼。


にゃいん、にゃいん(ベト語)

=「いそげーーー!!」


しかし、法の規律が薄いベトナムにおいて、

こやつはなぜか法廷速度厳守。


“Rimited speed.”


片言の英語はいらん。


それでも、こっちに来てちょっぴり大人になったまっつは作り笑顔で懸命に答える。



そしたら、なにやら話し出した・・・


You walk with me...


ん?

一緒に歩く??

違う、違う。

ベトナム人の英語は聞き取りにくい。。



You work with me.


なに?

一緒に働きたいの?

どうやら俺らの専属ドライバーになりたいような雰囲気。。。



おぇーーー!!!

自分あんなに遅刻したよ?

てかあなた仕事委託されてるんだよね?

仕事横取り?

それやっちゃう?

ねーやっちゃうの??


俺も河崎ももはや苦笑い。



そして、ついに彼は過ちを犯した。


何車線もある道路で別の車線に入りました。

そこは中央分離帯がある道路で車線のミスは致命的。

まぁ間違えちゃったんだね、君は。

そーいうこともあるよ。

急いでるけど。


そしたらね、、、

(本当はもうちょっといざこざがあったけど、)

うっすら笑って


“You are wrong...”





ええーーーー

おい!

今なんて言った?

間違えたの完全お前だろ。

俺のせい?

それ冗談?

全然笑えないよ?


「いい加減にせー!!こらーーー」

怒りのあまり横で地団太を踏み出す河崎。

あきれて物も言えない俺。

そんなこと冗談でも言えないよ。

この空気で。

“KY”ってこういうことか。




無論、仕事の話は交渉決裂。

てか、無視!!!




帰りのバス車内、バス仲介会社にメール送ってやりました。


“Today’s driver is too bad!!”




ぴろりん。

おっ返ってきた、返ってきた。


なになに・・・




Next time will be driver better.






うーーーん。。。


そうね、あなたも楽観的なのね。

言う相手を間違えました。

お国柄をなめてました。



そう、ここは、自由の国ベトナム。



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この記事へのコメント
自由すぎるー!!

日本じゃ金返せ!!ってキレられる~

オレはきちっとしてるからベトナムは合わないね。笑
Posted by Yusuke.M at 2009年09月28日 00:28
>Y.M

自己分析やり直したほうがいいよ。笑
Posted by masakimasaki at 2009年09月28日 00:40
イラっ!としそうやけど、もうここまで来ると…って感じですね。ベトナムがそういう国だということを忘れかけてました。まだ帰国して間もないのに。
Posted by とみー at 2009年09月28日 00:50
この話しを現地の人にしたらどういう反応すんのかな?
小中高と遅刻魔だった俺もこれには耐えられんわ!
Posted by ナユ at 2009年09月28日 00:59
海外にいると改めて日本がどれだけすばらしい国か分かる。
正直アメリカに来る前はアメリカってスゲェーなっていう考えがあったけど、実際約1年住んでみてやっぱ日本のほうが全然いろいろな意味でorganizedされてるし、一生住みたい国だと思うよ!まぁ正直前留学していたところより、今回いるところの方がひどくて、アメリカで一番貧しい州だからそういうのを余計感じる。日本ほど時間通りに電車がきたり、一分遅れただけで、ホームに表示したり、感心するばかりです。
あんまりそっちに慣れすぎると日本に帰って苦労するよ笑
俺もできるだけこっちには染まらないように気をつけてるよ笑
Posted by daichi at 2009年09月28日 01:08
てかコミュニケーションとれねーよな、それじゃ。結構俺らは英語に敏感でさ、たまにそれ間違ってね?とか思うこともあって。でも違う国の奴らは、さも私がしゃべってる英語は合ってますみたいな感じでダラダラ喋るんだよな。俺が何回もそれどういう意味?なんかおかしくね?とかって聞き返すと、私の英語ちゃんと聞き取れよみたいな感じで逆ギレされるし。めっちゃ英語しゃべれるようになってねじ伏せてしまえ。
Posted by mikanagi at 2009年09月28日 09:18
>とみー

こんな環境だもんだから、おかげさまで少しずつ自分が大人になっていくのを感じています。笑
これからも、ベトナム人の勇姿は忘れないでほしい。。
Posted by masakimasaki at 2009年09月28日 16:03
>ナユ

ベトナム人の名誉のために言っとくけど、こういう人ばかりじゃありません。笑
もちろんまともな人間もたくさんいます。

「遅刻魔」の過去をカミングアウトしてくれてありがと。
Posted by masakimasaki at 2009年09月28日 16:06
>daichi

間違いない。日本ほど整えられた国はないよね。
それは公共施設とかサービスとかもそうだけど、何よりもそこにいる「人」がね。
順番どおりに列に並ぶとか、ポイ捨てしないとか、「ありがとう」を言うとか、
日本ではごく自然に行われていることがこっちだと当たり前じゃない。
予定とか計画なんてあってないようなもんだし。ドタキャン、遅刻なんて日常茶飯事。
だからこそ、こっちの生活にどっぷり浸かるのは危険だと思う。笑
ダイチも気をつけろよ。
そっちの近況も報告してな。
Posted by masakimasaki at 2009年09月28日 16:14
>mikanagi

ちょっとわかるかも。やつらのあの自信はどこから来るんだろうね?それとも日本人が穏やかなだけ?
ベトナムではおそらく、どんなに英語がうまくなっても彼らがそれを理解できないだろうから、ベト語マスターしてねじ伏せるわ!ただ、それにはあと5年は必要だな。。
Posted by masakimasaki at 2009年09月28日 16:18
このところのマッチの(改めまっつかな?)ブログやcommentおもしろいね

盛り上がっていたのでcommentは控えていましたが、一言だけ

貧困、平等、格差の議論とバスの運転手の遅刻は何となく共通していると

ころがありそうで、両方をもう一度考えてみたらおもしろいかも???

今度は、日本政府のODA等々ベトナムに援助している額を調べたら?

ちなみにベトナムで日本にあるような新幹線も作るみたいだけど・・・
Posted by つくばの父より at 2009年09月30日 09:52
>つくばの父

もったいないお言葉、ありがとうございます。
コメントお控えいただかなくても結構ですよ?笑
父のコメントは核心を突くように鋭く、いつも参考になりますので。
今回もありがたく頂戴いたします。

日本政府のODAに関しては僕も前々から興味があり、
いつかブログにも記事を載せようかと思っていました。
まだまだ知識が不十分なので、また改めて。

新幹線開通計画、僕も日経新聞で見ました。
計画はあるようですが、おそらく全面開通には相当な時間がかかるでしょう。
なにぶん、このようなお国柄なので。。笑
Posted by masakimasaki at 2009年09月30日 16:38
ベトナ-ムですねえ!

松野さんの話が面白かった!

イタリアもなかなかでしたよ。
旅行でしたけど、あれで住んでみたらイライラするんだろうなって思いました。
日本から行くからそう思うのであって、その国に生まれたら違和感ないんでしょうね。当たり前の話ですが。
でも、でも、イタリアだいすき!の私です。

昨日、TVで「とんねるずのみなさんのおかげです、食わず嫌い」で、水嶋ヒロが出でいて、彼は、6年間スイスに住んでいて、サッカーをやってたそうですが、その時凄くいじめにあったそうです。

めずらしい話ではないでしょうけど。

小学生だった彼は、その時点では、地元の子より上手だったそうです。
それを気に入らない親たちから、いじめにあったそう。
信じられないですよね!

同じ少年サッカーの親として、ありえない。
どこの国の子であっても、その子がすばらしいプレーをしたら、ブラボー!!
すばらしい!!拍手喝采ですよ。
日本全国の親たちがそう思うと、私は言い切れます。
日本人て、いい人たちかも!!

ベトナム映画祭、行ってみたいけど、どよどよになりそうで、とっても強いひとと行きたい。でないと、帰りの足元がおぼつかなくなりそうで。
M尾コーチ、一緒に行ってくれないかな?
Posted by R at 2009年10月02日 23:59
難民映画祭でした。

すみません・・・。
Posted by R at 2009年10月03日 00:45
>Rさん

イタリーーーア!カルチョの国!!行ってみたい!!
蹴球部の後輩が今留学していますよ。
やっぱり彼も日本は素晴らしいと話していました。

子どものいじめならまだしも、親の子どもに対するいじめは信じられないですね。。
僕も日本全国の親たちが拍手喝采であると思いますし、そう信じたいです。
今まで周りにいてくれた保護者の方々があまりにもステキな方々でしたので。
無論、Rさんも含めて。

難民映画祭ぜひ行ってください!!
その彼はきっと暇してるので、むしろ誘ってあげてください。
遊んでばかりはいけないのだよ、と教えてあげてください。笑
Posted by masakimasaki at 2009年10月03日 23:39
 
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