2009年06月24日
かんぼじあの旅~終章~
更新が滞ってしまいました。
わずかとは思いますが、続きを楽しみにしていてくれた方、すみません。
長らく書き綴ってきたカンボジアの旅もいよいよ終章を迎えました。
予想もしない長編日記になってしまいました。。
たぶん、今日の日記も長くなるのでしょう。笑
今回の旅の目的は、
観光、楽しむ、世界遺産アンコールワット!!
そして、もう一つ・・・
知ること。
世界の現実を。
未だ見ぬ世界の現実を。
さて、最終日スタートです。
この旅で初めてのんびりした朝を過ごしました。
朝食を食べながら、どこへ行こうか、あれやこれやと悩んだ末に、
決めました。
“アキ・ラー地雷博物館”
「地雷」と聞いただけでも、どよーんと重い空気が漂うのに、
こんなにも楽しかった旅の締めくくりがそれか!と迷いましたが、
でも“楽しいだけ”の旅にはしたくなかった。
ただの観光客にはなりたくなかった。
経済的に豊かな国「日本」の無知な未熟者が、
最貧国「カンボジア」に来て楽しむだけ。
そんな旅はしたくなかった。
行き先を決めたならば即行動。
まずは、ゲストハウス前にて恒例のトゥクトゥク値引き交渉に始まりました。笑
片道1時間かかると聞き、若干尻込みました。
なぜなら、今は10時。
空港へは16時には行かねばならない。
タイムリミットは6時間。
そのうち2時間が移動時間ってどうなの!?
でも、僕らの決意は堅かった。
というより、この移動時間がものすごく有意義だった。
プノンペンでもそうでしたが、観光の中心であるシェムリアップ市街から一歩外に出ると、
そこには、見たこともないような無限に広がる大自然。

突如として現れる遺跡。

(シェムリアップにはいくつもの遺跡が点在しているのです。)
懐かしさすら覚える田園風景。

そして、そこに生きる人々の生活。

通学途中の小学生が、荷物片手に手を振ってくれました♪
こういうのを「原風景」と言うのでしょうか。
「あるがまま」の姿でいい。
飾らずともこんなにも美しいのだから。
もちろん、栄えていることを否定するわけではないし、
私達はいつもその恩恵(何よりも便利!)に預かっている。
でも、“大都会”東京やホーチミンから出てきた僕らにとっては、
あまりにも空が広すぎた、眩しすぎた。
空ってこんなにも広かったんだ。
大地ってこんなにも広かったんだ。
そこにあるのは、果てしなく広がる空の青と大地の緑、
そして、限りない青のキャンバスに絵を描いたような白い雲。
それだけで充分。
広い。
そのことを実感しました。
カンボジアに住む人々は未だ8割が農業に従事している。
農村には電気なんて通ってないし、農耕もほとんどが人力。
ましてや“便利の象徴”コンビニなんてありません。笑
でも、そこに住む人々は確かに生きている。
そして、笑顔に溢れている。
むしろこちらの方がより自然的な「生」のあり方なのではないか。
「生きる」って言葉を強く意識しました。
人々が「生きる」というのは、本来こういうことを言うのでしょう。
そんな無限にも広がる風景を眼前にして僕の頭には一つの曲が流れていました。
「生まれ来る子供たちのために」
ポケットに忍ばせておいたiPodという名の近代的音楽プレーヤーを取り出し、
目の前に広がる古代的「原風景」を眺めながら、リピート再生。
通り過ぎる農村の人々の笑顔。
子供たちの、その屈託のない笑顔。
でも、そんな子供たちはまだそこにあった歴史を知らない。
この地に今なお眠る地雷の存在も。
知らないがゆえにそんな笑顔でいられるのか、
知っていてもそんな笑顔でいられるのか。
だとしたら強すぎる。
そんな自問自答を繰り返しながら、溢れ出しそうになる涙。
さぁー地雷博物館に到着です。
どんな現実が待ち受けているのでしょうか。
つづく
よければ、ご視聴あれ。
小田和正
http://www.youtube.com/watch?v=-uX_6n1usPE&feature=related
桜井和寿(Mr.children、Bank Band)
http://www.youtube.com/watch?v=IW-UdPVuouQ&feature=related
RED RIBBON Spiritual Song (AIDSチャリティーProject)
http://www.youtube.com/watch?v=lPdBIpUXwYY&feature=related(ライブ映像)
オフコース(小田和正)※原曲
http://www.youtube.com/watch?v=kEJcjKzZADU&feature=related
この他にも数多くのアーティストによって歌われてきた名曲です。
ぜひ!
「広い空よ、僕らは今どこにいる。
頼るもの何もない、あの頃へ帰りたい。」
「生まれ来る子供たちのために、何を語ろう」
わずかとは思いますが、続きを楽しみにしていてくれた方、すみません。
長らく書き綴ってきたカンボジアの旅もいよいよ終章を迎えました。
予想もしない長編日記になってしまいました。。
たぶん、今日の日記も長くなるのでしょう。笑
今回の旅の目的は、
観光、楽しむ、世界遺産アンコールワット!!
そして、もう一つ・・・
知ること。
世界の現実を。
未だ見ぬ世界の現実を。
さて、最終日スタートです。
この旅で初めてのんびりした朝を過ごしました。
朝食を食べながら、どこへ行こうか、あれやこれやと悩んだ末に、
決めました。
“アキ・ラー地雷博物館”
「地雷」と聞いただけでも、どよーんと重い空気が漂うのに、
こんなにも楽しかった旅の締めくくりがそれか!と迷いましたが、
でも“楽しいだけ”の旅にはしたくなかった。
ただの観光客にはなりたくなかった。
経済的に豊かな国「日本」の無知な未熟者が、
最貧国「カンボジア」に来て楽しむだけ。
そんな旅はしたくなかった。
行き先を決めたならば即行動。
まずは、ゲストハウス前にて恒例のトゥクトゥク値引き交渉に始まりました。笑
片道1時間かかると聞き、若干尻込みました。
なぜなら、今は10時。
空港へは16時には行かねばならない。
タイムリミットは6時間。
そのうち2時間が移動時間ってどうなの!?
でも、僕らの決意は堅かった。
というより、この移動時間がものすごく有意義だった。
プノンペンでもそうでしたが、観光の中心であるシェムリアップ市街から一歩外に出ると、
そこには、見たこともないような無限に広がる大自然。
突如として現れる遺跡。
(シェムリアップにはいくつもの遺跡が点在しているのです。)
懐かしさすら覚える田園風景。
そして、そこに生きる人々の生活。
通学途中の小学生が、荷物片手に手を振ってくれました♪
こういうのを「原風景」と言うのでしょうか。
「あるがまま」の姿でいい。
飾らずともこんなにも美しいのだから。
もちろん、栄えていることを否定するわけではないし、
私達はいつもその恩恵(何よりも便利!)に預かっている。
でも、“大都会”東京やホーチミンから出てきた僕らにとっては、
あまりにも空が広すぎた、眩しすぎた。
空ってこんなにも広かったんだ。
大地ってこんなにも広かったんだ。
そこにあるのは、果てしなく広がる空の青と大地の緑、
そして、限りない青のキャンバスに絵を描いたような白い雲。
それだけで充分。
広い。
そのことを実感しました。
カンボジアに住む人々は未だ8割が農業に従事している。
農村には電気なんて通ってないし、農耕もほとんどが人力。
ましてや“便利の象徴”コンビニなんてありません。笑
でも、そこに住む人々は確かに生きている。
そして、笑顔に溢れている。
むしろこちらの方がより自然的な「生」のあり方なのではないか。
「生きる」って言葉を強く意識しました。
人々が「生きる」というのは、本来こういうことを言うのでしょう。
そんな無限にも広がる風景を眼前にして僕の頭には一つの曲が流れていました。
「生まれ来る子供たちのために」
ポケットに忍ばせておいたiPodという名の近代的音楽プレーヤーを取り出し、
目の前に広がる古代的「原風景」を眺めながら、リピート再生。
通り過ぎる農村の人々の笑顔。
子供たちの、その屈託のない笑顔。
でも、そんな子供たちはまだそこにあった歴史を知らない。
この地に今なお眠る地雷の存在も。
知らないがゆえにそんな笑顔でいられるのか、
知っていてもそんな笑顔でいられるのか。
だとしたら強すぎる。
そんな自問自答を繰り返しながら、溢れ出しそうになる涙。
さぁー地雷博物館に到着です。
どんな現実が待ち受けているのでしょうか。
つづく
よければ、ご視聴あれ。
小田和正
http://www.youtube.com/watch?v=-uX_6n1usPE&feature=related
桜井和寿(Mr.children、Bank Band)
http://www.youtube.com/watch?v=IW-UdPVuouQ&feature=related
RED RIBBON Spiritual Song (AIDSチャリティーProject)
http://www.youtube.com/watch?v=lPdBIpUXwYY&feature=related(ライブ映像)
オフコース(小田和正)※原曲
http://www.youtube.com/watch?v=kEJcjKzZADU&feature=related
この他にも数多くのアーティストによって歌われてきた名曲です。
ぜひ!
「広い空よ、僕らは今どこにいる。
頼るもの何もない、あの頃へ帰りたい。」
「生まれ来る子供たちのために、何を語ろう」
Posted by masaki at 19:13│Comments(4)
│旅
この記事へのコメント
コメントがないので、コメントします。
今の日本をもう一度外から考えてください。
マッチがブログに載せるほど果たしてどうかな?
日本はもっと悲惨な体験をしています。
広島に原爆を長崎に原爆をそして東京では大空襲で
焼け野原にそして、今でも各地で不発弾が見つかって
います。
ただ、先代、先々代が戦後の復興に大きく貢献し
今の日本があります。
まずは、身近な自分の両親、祖父母に感謝することから
始まるのでは・・と思います。
今は、いろいろな知見を広め自分の幅を大きくするような
滞在にしてください。
今の日本をもう一度外から考えてください。
マッチがブログに載せるほど果たしてどうかな?
日本はもっと悲惨な体験をしています。
広島に原爆を長崎に原爆をそして東京では大空襲で
焼け野原にそして、今でも各地で不発弾が見つかって
います。
ただ、先代、先々代が戦後の復興に大きく貢献し
今の日本があります。
まずは、身近な自分の両親、祖父母に感謝することから
始まるのでは・・と思います。
今は、いろいろな知見を広め自分の幅を大きくするような
滞在にしてください。
Posted by つくばの父より at 2009年06月30日 09:24
お気遣いありがとうございます。
戦時、戦後の一番日本が苦しかった時代を知らずに平和な時代に生まれ
悠々と生きてきてしまった若者には大変貴重なご意見です。
日本に生まれたこと、大きな努力と共に今ある日本を築いてくれたこと、
そして自分を生み育ててくれたこと、全てに日々感謝です。
海外に出て生活して、日本がいかに素晴らしい国であるかを実感しました。
世界の現実を目の当たりにしました。
海外に行く前、広島、長崎の原爆資料館に出向き、日本の歴史を目前にしました。
しかし、どこが優れた国であるか、どちらが悲惨な過去を有しているか、
比較することはできないと思いました。
どの国も過去があるから今があるし、歴史は真実であり一つ。
だからこそ、歴史を「正しく」学ぶことが必要だと感じる今日この頃であります。
知見を広め、大きな人間になれるように頑張ります!
戦時、戦後の一番日本が苦しかった時代を知らずに平和な時代に生まれ
悠々と生きてきてしまった若者には大変貴重なご意見です。
日本に生まれたこと、大きな努力と共に今ある日本を築いてくれたこと、
そして自分を生み育ててくれたこと、全てに日々感謝です。
海外に出て生活して、日本がいかに素晴らしい国であるかを実感しました。
世界の現実を目の当たりにしました。
海外に行く前、広島、長崎の原爆資料館に出向き、日本の歴史を目前にしました。
しかし、どこが優れた国であるか、どちらが悲惨な過去を有しているか、
比較することはできないと思いました。
どの国も過去があるから今があるし、歴史は真実であり一つ。
だからこそ、歴史を「正しく」学ぶことが必要だと感じる今日この頃であります。
知見を広め、大きな人間になれるように頑張ります!
Posted by masaki at 2009年06月30日 11:10
マッチレスポンス早いね。暇なの???
マッチのコメントの最後の5行「どこが優れた国であるか~」から
始まるコメントがすべてじゃないかな・・・
と思います。
比べることがその国に対して失礼だし、そこに住んでいる人に
失礼だと思います。
ただ、自分の感じたことを素直にブログにぶつけることは
決して悪いことだとは思いません。
これからも楽しみにしてます。
マッチのコメントの最後の5行「どこが優れた国であるか~」から
始まるコメントがすべてじゃないかな・・・
と思います。
比べることがその国に対して失礼だし、そこに住んでいる人に
失礼だと思います。
ただ、自分の感じたことを素直にブログにぶつけることは
決して悪いことだとは思いません。
これからも楽しみにしてます。
Posted by つくばの父より at 2009年06月30日 12:56
そういうつくばパパもなかなかレスポンス早いですね(笑)
日本にいた頃よりは時間あります。
というか時間がゆっくり流れています。
これからも思うがままにに綴っていきます。
温かい目で見守ってください。
日本にいた頃よりは時間あります。
というか時間がゆっくり流れています。
これからも思うがままにに綴っていきます。
温かい目で見守ってください。
Posted by masaki at 2009年06月30日 22:57