2009年09月14日

金子せんせい

今日のベトナムはパッとしない天気です。

まるで愚図ついた赤ちゃんのようでした。

そこで一節。



朝 晴れたと思うたら

昼前 雨がパーラパラ

昼 晴れたと思うたら

昼過ぎ 雨がザーバザバ

サッカー行くまえ 雨降ったと思うたが

着いたら 雨上がり 決死隊。




なんじゃこりゃ。

あー「詩」って難しい。

センスねー。笑


そんな詩の天才「金子みすず」さんの詩をいくつかご紹介します。




~わたしと小鳥と鈴と~

わたしが両手を広げても

お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥は私のように

地べたを速くは走れない


私が体をゆすっても

きれいな音は出ないけど

あの鳴る鈴は私のように

たくさんな唄は知らないよ


鈴と小鳥と それから私

みんな違って みんないい




これですよ、僕が言いたかったのは。

詩で表現できちゃう金子せんせいのセンスに脱帽。

続いて、こちら。




~星とタンポポ~

青いお空のそこ深く
海の小石のそのように
夜がくるまで沈んでる
昼のお星は眼に見えぬ

見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ

散ってすがれたタンポポの
川原のすきにだぁまって
春のくるまでかくれてる
強いその根は眼に見えぬ

見えぬけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ



人間って目に見えるものにすがりたがるけど、

見えないものでも確かにそこにあるんですよね。

もしかしたら目に見えないものの方が実は強いのかもしれません。


Rさんのコメントで金子みすずさんの詩に久しぶりに再会したんですけど、、、

めっちゃいい!!!

ものすごく共感。

そんでもって、リズムに乗ってすっーと入ってくる感じがたまらない。

こういう詩を書ける感性の持ち主に生まれたかったなー


ということで、変てこ詩人マツノの、変てこな詩による、変てこな日記でした。。





でもね、

グランド駆ける 彼らの笑顔は 今日も快晴。




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Posted by masaki at 23:32│Comments(6)日本文化
この記事へのコメント
マッチブログ盛り上がっているね。。

comment欄を見ていると昔のことを思い出しました。
自分が小学校の4年生の時かな??かなり古いので
忘れましたが、、、
交換学習会みたいなのがあって、アメリカンスクールの
子供たちとの交流する場があってそのとき小学校の体育館で
1列づつアメリカの子とうちの小学校の子とで並んでいすに座り
交換会が始まったとき、自分は「クレィージー」という言葉しか知らなく
その時代はまだまだ青い目の子は珍しく隣に座った子に「クレィージー」
を連呼していたら突然泣き出しました。
今思うと残酷なことを平気で話していたように思います。
あのとき、「ハロー」とか「マイ・ネイム・イズ~」とか片言でも
話せたらもっと違うことになっていたのでは・・・
と昔のことを思い出し、今の子供たちはグローバルで、人種に関係なく
取っ組み合いの喧嘩ができてある意味幸せかな・・
Posted by つくばの父より at 2009年09月15日 08:58
>つくばの父

はい、予想を大きく上回る盛況ぶりです。笑

その逸話、めっちゃ面白いですね。
パソコンの前で一人笑ってしまいました。
そんなM少年が「クレィージー」ですよね。笑

しかし、当時のことを考えるとある意味当然かもしれませんね。
今の時代は小学生でも学校で英語の授業を受けていますが、
僕の幼少期でさえまだまだ世界との隔たりはありましたから。
それが、情報社会の発展によって「世界」を急速に近づけたように思います。
これから日本を含め、世界はますますグローバルになっていくことでしょう。
そのとき、日本は、そして日本国民は、どのような立場をとるのでしょうね。
Posted by masaki at 2009年09月15日 16:08
いいねいいね☆リズムがね♪

話し変わるけど、motherがお前のPCメールに知らせたい事あってメール送ったらしいから、すぐチェックしてだってさ!

以上。
Posted by 兄貴 at 2009年09月17日 08:26
>兄貴

いいっしょ!!リズムがね。
中身もね。

正しく送信されてなかったらしい。。
相変わらず機械に弱い母ですね。笑
Posted by masaki at 2009年09月18日 00:49
お久しぶりです。

詩、七五調にするとリズムが良くなりますよ。
金子さんの詩もそうだし、口上とかも七五調ですね。何で聞きやすいリズムなのかは謎。
あ、もう気づいてた…?

とは言え、リズム云々は関係なく、思ったことを素直に詩にできるのは素敵なことだと思います。
Posted by ねぇさん at 2009年09月22日 17:55
>ねぇさん

久方ぶりです。

なるほど、七五調ですか!
流れるようなリズムの根源はそこにあったわけですね。
自分の中でリズムを意識して作ったつもりだったんですが、
どうりでへっぽこなわけだ。笑
時間があれば、姉さんぜひ研究してください。

でも、無意識にせよ、俺の詩もわずかながら七五調になっている!
これはすごい。
人間(日本人?)にとって心地よいリズムが自然と体に流れているのですね。
Posted by masakimasaki at 2009年09月22日 22:57
 
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