2009年04月11日

大先生

先程、びわこ成蹊スポーツ大学からお越しになっていた先生を空港までお見送りしてきました。

三日間ほぼ時間をともにしていたのですが、尊敬の念と気後れとで先生の貴重なお話を引き出すことができずにいました。

しかし出発間際、空港でお茶をしながら最後の最後で真面目なお話を少し伺うことができました。


先生の話を伺っていて印象に残った言葉があります。

それは「たくましい個」です。

先生は井原選手をはじめ、のちのJリーガーとなる選手や、小野伸二や稲本潤一など黄金世代の国際大会を率いてきた中で、数々の名選手を見てきたようですが、世界で通用するような選手に共通して言えることは、

根本的な部分で「たくましい」そうです。

気性、感性、知性、スキル・・・

様々な要素がありますが、選手としての根源となる『気性』がしっかりしていて元気でたくましい子がやはり伸びるそうです。

そして、それは先天的なものだけでなく、幼少期のスポーツ体験などを通じて養うことができるというのです。

社交性や「考える」こと、競争の中で生きる力強さなど人間に求められる能力がスポーツを通して育むことができるのです。

こうしたことはよく言われることですが、改めてスポーツの必要性を認識すると同時に、

幼少期のスポーツに携わる我々指導者の担う役割の重要性を確信しました。


また、自分の課題は、しつこいくらいに人に尋ねる/聞き出すということだと思いました。

日本の教育システム(先生から生徒への一方向的な授業)に慣れすぎて人の話を聞くということはできる(好きな)のですが、

聞くことに終始してしまい、どうも自分から問うことが苦手なようです。

日本人全般にも言えることなのでしょうが、その辺の社交術というものを身に付けなければなりません。

常日頃から人の考えを鵜呑みにするだけでなく、自分の頭で考えることを怠っていてはいけません。

たとえば、日本の若いサッカー選手(大学生も含めて)は試合でレギュラーから外されたときに「なぜですか?」とコーチに問えるでしょうか。

それはもちろん、そういう関係を築けていない指導者の責任でもありますが、

ドイツなどでは子ども達が自ら聞きに来ると言います。

自分に何が足りないのかを知らずして自分を高めることは難しいですよね。

思い返してみると、自分もそのような消極的な選手だったように思います。


こうしたこと(「考える」こと)を、特に若いうちから習慣化していく必要があります。

自分の反省も生かして子ども達には考えさせるように意識しているつもりですが、

まずは自分ですね。


”Change”







Posted by masaki at 02:57│Comments(4)
この記事へのコメント
changes!歌いたい!

研修もあと3日!がんばるぜ!

ちなみにオレは研修の講義の質疑応答の時間に、質問しまくってます。

まわりからは「でしゃばってんな」とか思われてるかもしれんけど、

オレなりに「本気で研修を受けるってどうすることか?」

って考えた結果、そうすることに決めました!まぁあたりまえか!

あと、自分を追い込むって意味もある!

とにかく、まずは研修を全力でがんばります!!

配属先決まったら連絡するね!!
Posted by aoi at 2009年04月12日 19:42
"CHANGE"って素敵だね♪

私もいろんな意味でCHANGEしたいな。。。

まだまだ若いし色々してみたい
Posted by yuka at 2009年04月12日 23:24
>aoi

でしゃばればいいさ!

知らなければでしゃばることもできないし、その時点で立派だと思う。

かっこいいぞ。

なんとなく「頑張る」って言っても形に見えないから自己評価できないよね。

質問とか目に見える形で自分を追い込むのって大事だと思う。

青井はすでにchangingだね。

あっあと、松田保先生知ってる?

滋賀県サッカー界のドン!!

シュンのこと名前は知ってたよ。
Posted by masaki at 2009年04月13日 00:16
>yuka

”CHANGE”を含めて3つの”C”が今年の俺の目標。

CHANCEにCHALLENGEしてCHANGEすんだ!

yukaにもCHANCEがありますように。
Posted by masaki at 2009年04月13日 00:19
 
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